離脱率と直帰率の違い
Webサイトの分析でよく混同される「離脱率」と「直帰率」は、似ているようで異なる指標です。正確に理解することで、適切な改善施策を打つことができます。
離脱率(Exit Rate)とは
離脱率とは、あるページが訪問者のセッションにおける最後のページだった割合です。つまり、そのページを最後に見てサイトを去ったユーザーの割合を示します。
計算式:離脱率 = そのページでの離脱数 ÷ そのページのページビュー数 × 100
直帰率(Bounce Rate)とは
直帰率は、サイトに訪問して1ページだけ見て離脱した割合です。ランディングページの評価に使われることが多い指標です。
計算式:直帰率 = 1ページのみのセッション数 ÷ 全セッション数 × 100
業界別の平均離脱率・直帰率
直帰率の業界平均
- ECサイト:20〜45%
- BtoBサイト:25〜55%
- ブログ・メディアサイト:65〜90%
- ランディングページ:60〜90%
- リードジェネレーション:30〜55%
- SaaSサイト:25〜50%
離脱率の目安
離脱率はページの役割によって大きく異なります。購入完了ページやサンクスページの離脱率が高いのは自然なことですが、カートページや商品詳細ページの離脱率が高い場合は改善が必要です。
- トップページ:25〜40%が健全
- 商品詳細ページ:45〜65%が一般的
- カートページ:60〜80%(改善余地が大きい)
- 決済ページ:20〜40%が目標
離脱率を改善するための具体的施策
1. ページ速度の改善
ページの読み込み時間が3秒を超えると、離脱率が32%増加するというデータがあります。画像の最適化やキャッシュの活用が重要です。
2. 離脱防止ポップアップの導入
離脱防止ポップアップを導入することで、離脱しようとしているユーザーに対して最後のアプローチが可能になります。特にカートページでの活用が効果的です。
3. コンテンツの改善
- 見出しと本文の一貫性を保つ
- ファーストビューに重要な情報を配置する
- 明確なCTAを設置する
- 内部リンクで回遊を促進する
離脱率の改善は一朝一夕にはいきません。定期的にGoogle Analyticsでデータを確認し、問題のあるページから優先的に改善していくことが重要です。
GA4での離脱率の確認方法
Google Analytics 4(GA4)では、従来のユニバーサルアナリティクスとは指標の定義が変わっています。GA4では「エンゲージメント率」が導入され、直帰率は100% − エンゲージメント率で計算されます。
自社サイトの離脱率が業界平均を大幅に上回っている場合は、ExitGuard Proの導入を検討してみてください。